【第2回】ホール営業の見方がちょっと広がる集客・販促のカギ

みなさん、こんにちは。株式会社エムズ営業担当です。

「エムズマーケティング」では、アミューズメント業界におけるお客様の心理や行動を読み解き、データと戦略をもとに、マーケティング領域の課題解決とサポートをご提供しています。本ブログは、パチンコ業界のみなさまに向けて、ホール営業における販促や集客のヒントを、すきま時間に気軽に読んでいただける内容となっております。

さて今回のタイトルは「地域に必要とされるホールへ|遊技以外の価値が、これからの集客を変える」です。

ホール営業や販促の見方を少し広げるヒントとして、「遊技以外の価値が来店動機になる」という視点についてお届けします。遊技人口の減少や店舗数の縮小が続くなかで、各ホールでは新台導入や設備投資、イベント施策など、さまざまな工夫が行われています。しかし、これまでと同じ発想だけでは、お客様の来店動機を強くつくり続けることが難しくなっているのも現実ではないでしょうか。だからこそ今、あらためて考えたいのが、「お客様は何を求めて店舗に立ち寄るのか」という視点です。

地域の中で「この店があって良かった」をつくる

駅前立地の店舗において、周囲に飲食店はあるものの、喫煙できる場所がそのホールだけという事例があります。喫煙者にとっては、そこに当該ホールがあること自体が価値となります。また別のホールでは、店舗に併設した形でバナナジュースやベビーカステラを販売することで、老若男女が商品を購入する光景が生まれ、店舗認知や宣伝、ブランド形成につながっている点も印象に残る取り組みがあります。

つまりホールは、単に遊技をする場所としてだけではなく、地域の中で役に立つ場所として存在価値を高めることができるということです。遊技参加の有無にかかわらず、人が立ち寄る理由をつくることは、今後ますます重要になっていくはずです。

定期的な習慣が、再来店のきっかけになる

もう一つ注目したいのが、日常的な習慣と来店を結びつける発想です。事例として、ホール敷地内に設置されたヘアカットバスでは会員カード提示による割引や、さらに会員カードで交換できるタバコ自販機の事例が挙げられます。

散髪やタバコの取得は、一度きりではなく、生活の中で定期的に発生する行動です。そこに割引や利便性が加われば、ホールへ立ち寄る理由は自然と生まれます。

遊技が先でも、用事が先でも構いません。大切なのは、店舗に来ることが生活動線の一部になることです。

再来店施策というと、どうしても遊技起点で考えがちですが、こうした日常接点を増やす発想は、リピート・固定客づくりの土台として非常に相性が良いのではないでしょうか。

販促で伝えるべきは、遊技情報だけではない

こうした事例から見えてくるのは、これからの販促で伝えるべき内容は、新台やイベント情報だけではないということです。たとえば「立ち寄りやすい」「休憩しやすい」「日常のついでに利用できる」といった価値は、まだ十分に言葉にできていない店舗も多いかもしれません。

店頭POPやポスター、会員向け案内物においても、この店に来ると何が便利なのか、どんな使い方ができるのかを伝えることで、これまでとは違う接点が生まれます。販促とは単なる情報告知ではなく、店舗の存在意義をお客様に伝える活動でもあるはずです。

まずは一歩、来店理由を増やす視点を


厳しい市場環境の中だからこそ、これからのホール営業には、「遊技以外の来店理由をどう増やすか」という視点が求められます。大きな投資をしなくても、店舗の使われ方を見直し、その価値を言葉にして伝えるだけで、お客様との接点は変わるかもしれません。

まずは、店頭の一言を変えてみる。会員特典の見せ方を見直してみる。非遊技サービスの価値をしっかり訴求してみる。そうした小さな工夫の積み重ねが、やがて「地域に必要とされるホール」への第一歩になるのではないでしょうか。


最後までお読みいただきありがとうございます。

ホール営業の見方がちょっと広がる集客・販促のカギ 第3回は、6月11日更新予定です。

次回も、みなさまに少しだけ役立つ「集客・販促のヒント」をお届けします。

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